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VPN導入ミッションの副産物:予期せぬ「NordPass」とのファーストコンタクト

技術検証レポート #255

■始まりは「NordVPN」のダウンロードだった
ネットワークセキュリティの強化を目的に、Windows環境へ「NordVPN」を導入していた時のことだ。
公式からインストーラーを「名前を付けて保存」し、無事に本来のミッションは完了するはずだった。

しかし、ダウンロード完了画面の傍らに、もう一つのボタンが静かに鎮座していた。

「NordPass」

同じNord系列のパスワード管理ツールだ。
「同じブランドだし、ついでに入れておくか」と、軽い気持ちでそのボタンをクリックした。それが、少しばかり奇妙なセットアップ・ミッションの幕開けになるとも知らずに…

■突如始まる、英語の拡張機能セットアップ
クリックした瞬間、始まったのはWindows用ソフトのダウンロードではなく、Google Chromeの拡張機能(エクステンション)のインストールだった。

ブラウザの真ん中に現れたポップアップにOKして先へ進むが、画面はすべて英語。

Chromeに追加。


少しばかりの戸惑いを覚えつつも、ブラウザの翻訳機能を展開し、日本語のインターフェースへと切り替えて迎撃を開始する。

メールアドレスを打ち込む。

どうやら、このツール(NordPass)をChrome上で駆動させるためには、全ての鍵となる「マスターパスワード」の設定が必要なようだ。

ここで最初の、そして地味に不便な問題が発生する。

■「自動生成不可」の壁と、物理的ランダム生成
セキュリティツールなのだから、当然強固なパスワードが求められる。
しかし、何故か画面上のパスワード自動生成機能がうまく動作しない。

不便極まりないが、ここで立ち止まるわけにはいかない。
私は思考を切り替え、物理キーボードをランダムにめちゃくちゃに叩きつけた。画面に打ち出されたのは、人間には到底記憶不可能な、複雑怪奇な文字列。これをマスターパスワードとして登録し、強制的に次のフェーズへと進む。

■迫り来る謎の画面と、迷なき「スキップ」
次の画面に移ると、またしても何かを要求する案内が表示された。
「これは一体何だ……?」

視線を画面の隅々まで走らせると、端の方に小さく「スキップ」の文字を発見。
後からでも設定できるだろうと判断し、迷わずそこをクリックして回避する。

しかし、ツールは執拗だった。次の画面でも再び何かしらの案内(ポップアップウィンドウ)がポップし、セットアップを迫ってくる。

「これ以上の面倒ごとは御免だ!」

限界に達した私は、そのままポップアップの「X」ボタンを押し、ウィンドウごと強制終了させた。

■ミッションコンプリート、そして本来の目的へ
どうやら、ゴリ押しではあったがNordPassの初期インストールと最低限の紐付けは終わったようだ。ブラウザの片隅で、新しい拡張機能が静かに息を潜めている。

予定外の割り込みタスクによって少々の時間と精神力を消費したが、これでようやく本来の目的へと戻ることができる。

私は一息つき、デスクトップに残された本命のファイル――「NordVPN」のインストーラーへとカーソルを合わせた…

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